XMはセーシェル金融庁から公式ライセンスを受けた海外のFX業者です。世界各国でFXサービスを展開しており、日本国内でも多くの顧客を抱えています。
XMの口座タイプには、「スタンダード口座」「マイクロ口座」「XMZero口座」の3種類があります。
本記事では、トレード資金や運用方針に合わせた最適な口座選びの参考として、XMの各口座タイプの違いや特徴について紹介します。このページでは、すでにXM会員の方向けに追加口座の開設について解説しています。
口座開設がまだの方は、先にXMで新規口座開設を行ってください。新規口座の開設、XMについて詳しく知りたい方については、下記の記事からご覧ください。
XMのトレーダーは3種類の口座の中から用途に応じて、最大8つまで口座開設が可能です。追加口座は、約1分で開設することができます。
追加口座の開設方法は以下の記事で詳しく解説しています。それぞれの用途に合わせて口座タイプを開設して試してみて下さい。
XM(XMTrading)のでは何故3つの口座タイプがあるの?
XMの口座タイプは以下の3種類です。
- XMスタンダード口座
- XMマイクロ口座
- XMZero口座
国内業者は1つの口座しか開設できない業者が多いため、『なぜ海外FXでは複数口座が開設できるのか?』疑問に思う方もいるかと思います。
実はFXトレーダーと一口に言ってもトレーダーの中には、FXに慣れていない初心者もいれば、大きな資金を動かす熟練したトレーダーもいます。超短期で決済するスキャルピングトレードを主体に運用する人もいれば、1日単位、数日単位、中長期など、トレード期間に違いもあります。
こうした用途やトレーダーのトレードスタイルに最適化された口座として、XMでは3種類の口座タイプが用意されているのです。
XM(XMTrading)の3つの口座タイプを比較
項目 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | XM Zero口座 |
---|---|---|---|
基本通貨 | USD,EUR,JPY | ||
注文方式 | STP | STP | ECN |
1lot | 1,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
レバレッジ | 1:888 | 1:888 | 1:500 |
追証 | ゼロカットシステム対応で、入金以上の損失なし | ||
FX通貨ペア | 57種類 | 57種類 | 56種類 |
CFDペア | 42銘柄 | 42銘柄 | なし |
貴金属ペア | 5種類 | 5種類 | なし |
取引手数料 | なし | なし | 取引手数料あり (1ロット取引/片道5$) |
最大保有 ポジション | 200 予約注文を含む全口座のトータルポジション数 | ||
最大ポジション | 100ロット | 50ロット | 50ロット |
最小ポジション | 0.01ロット(MT4) 0.1ロット(MT5) | 0.01ロット | 0.01ロット |
マージンコール | マージンコール50%以下 | ||
ロスカット | ロスカット水準20%以下 | ||
最低入金額 | 5$(約500円) | 5$(約500円) | 100$(約10,000円) |
ボーナス | 口座開設3000円ボーナス 100%入金ボーナス XMPのロイヤリティボーナス | 口座開設3000円ボーナス | |
自動売買可 | 自動売買可 | ||
入出金手数料 | 無料 |
XM(XMTrading)の3つの口座タイプの特徴
XM(XMTrading)で一番人気のスタンダード口座
3種類の口座の中で最もユーザーに活用されているのは、「スタンダード口座」です。
スタンダード口座は、初心者、中級者、上級者の幅広いユーザーが活用できるバランスの取れた口座仕様になっています。XMの口座選びで、どれを開設していいかわからない方は、スタンダード口座を開設するのをオススメします。
スタンダード口座では、1ロットは100,000通貨です。
日本の国内業者では、1ロットを10,000通貨に設定している場合が多いですが、XMのスタンダード口座は単位が違うため取引の際は注意が必要です。
XMの大きな特徴は、最大で1000倍のレバレッジが利用できる点です。スタンダード口座は、この最大レバレッジに対応しており、少ない証拠金で非常に大きな取引が可能です。
日本の業者は法規制により最大25倍のレバレッジを限度としているため、ハイレバレッジを利用して取引を行いたいユーザーにとっては、XMはニーズを満たしています。
スタンダード口座での最小注文数は、0.01 ロット(1,000通貨)であり、少ない通貨量から取引できる点は初心者にも向いています。最大注文数は50ロット(500万通貨)であり、合計最大注文数は10,000ロットです。
中級ユーザーはもとより、多くの投資資金を運用する大口ユーザーにとっても、柔軟な利用ができます。
スタンダード口座の最低入金額は5ドル相当であり、取引手数料は無料です。
また、XMはユーザーにとってメリットの多い多彩なボーナスを提供している点も特徴的です。
スタンダード口座では、このボーナス制度の活用やロイヤルティプログラムへの参加が可能です。
ボーナスの種類については、新規口座開設時のボーナス、入金の際に適用されるボーナス、取引によるボーナスがあります。ボーナスは証拠金を増やすことに役立ちますが、ボーナス自体の現金化はできず、トレード資金としての活用方法になります。
もちろんボーナスを利用して発生した利益の出金は可能です。
その他、ロイヤルティプログラムという制度を設けており、利用期間に応じてステータスが上昇する仕組みになっています。ロイヤルティボーナスは各自のステータスに合ったポイントが付与され、ボーナスへの変換が可能です。
利用期間の長さによってステータスが上がるため、もらえるポイント量も増え、ユーザーは恩恵を受けることができます。
- XMで一番人気の口座タイプでボーナスを活用して、ハイレバトレードをしたい方にオススメ
- 1000通貨~500万通貨まで幅広くトレードできるため、FX初心者・中級者・上級者までストレスなくトレードできる環境が整っている
- 各種ボーナスプログラム対応
XMのボーナスについては下記の記事で詳しく解説しています。
XM(XMTrading)のマイクロ口座
「マイクロ口座」は、スタンダード口座と共通する部分も多いですが、一方で独自の特徴もあります。
最大レバレッジ888倍、5ドル相当の最低入金額、取引手数料が無料の点は、スタンダード口座と同じです。
違いとしては、マイクロ口座では、1ロットが意味する通貨量は1,000通貨です。最小注文数は、MT4での取引で0.01ロット(10通貨)、MT5での取引で0.1ロット(100通貨)となっており、スタンダード口座に比べてさらに少ない通貨量でトレードできるメリットがあります。
マイクロ口座の最大注文数は100ロット(10万通貨)で、合計最大注文数は20,000ロットです。この部分もスタンダード口座とは異なる点です。
- スタンダード口座…最低取引枚数は1000通貨からで、ワンショットで500万通貨まで可能
- マイクロ口座………最低取引枚数は10通貨からで、ワンショット当たり10万通貨まで可能
初心者がFXの練習として利用する場合にも、小口でトレードできるマイクロ口座であれば使いやすくなります。
特に海外FX業者の場合は、国内業者とシステム面で使い勝手が異なるため、いきなり多くの資金を運用することに不安を感じるユーザーもいます。
リスクの低い小口取引を実際に行ってみることで、損失をあまり気にせずに取引方法やサービスについて理解を深めていくことができます。
ボーナスやロイヤルティプログラムに関しては、スタンダード口座と同様に適用対象であり、幅広い特典を受けることができます。
- 初心者向け口座で取引資金が少ないトレーダーにオススメ
- 10通貨から取引可能で、少額からトレードできるためお試しトレードができる
- 各種ボーナスプログラム対応
XM(XMTrading)のZero口座
「XM Zero口座」は、スキャルピングトレードを行うユーザーに向いた口座タイプです。
1日に何度も取引を行うスキャルピングでは、特に約定力が重要です。
約定力が劣れば想定した価格で決済できず、秒単位の価格変動で利益を出す超短期トレードでは、機会損失につながる可能性が高くなります。XM Zero口座は約定力に優れているため、その懸念を抑えることが可能です。
XM Zero口座はスプレッドが狭く、その面での手数料を軽くした取引ができることも、超短期で決済を繰り返す取引方法に向いています。
但し注意点としては、XM Zero口座では取引手数料がかかる点です。XM Zero口座では、スプレッドが狭い代わりに、取引手数料を徴収するECN形式が採用されています。
XM Zero口座の1ロットは100,000通貨ですが、1ロット(片道)で5ドルの取引手数料が必要です。
つまり往復では10ドルの取引手数料がかかる計算になります。
XM Zero口座のレバレッジは最大レバレッジが500倍であり、888倍のスタンダード口座やマイクロ口座と異なっています。最低入金額は100ドル相当で、この点もスタンダード口座やマイクロ口座との違いです。
また、XM Zero口座ではボーナスやロイヤルティプログラムのサービスが適用されないため、口座利用の際には注意が必要です。新規口座開設時のボーナスに関しては、XM Zero口座も適用対象です。
- スプレッドが狭くスキャルピングトレーダーにオススメ
- 他業者に比べてECN口座は優秀
- 口座開設3000円ボーナス以外、ボーナスプログラム非対応
XMの口座の中でも最も取引コストの安い口座がZero口座になりますが、スキャルピングをするのであれば、TitanFXをオススメします。
スキャルピングで重要視されるのは、取引コストの安さとスプレッドの狭さです。
XM Zero口座はスタンダード口座やマイクロ口座に比べて取引コストは安いですが取引手数料と、スプレッドで見るとTitanFXの方優れているといえます。
ただし、ECN口座開設でボーナスが付くのは、XMだけなので口座開設ボーナスで取引を試してみて、ECN口座が気に入ったのであればTitanFXでトレードするのが最もオススメな方法です。
TitanFXについては、詳細を以下のページにまとめています。
関連記事:TitanFXの評判・口座開設・ボーナスについて徹底解説
XM(XMTrading)3口座タイプに共通する項目とは?
3種類の口座タイプの全てに共通する項目もあります。
まず全ての取引口座の通貨は、「日本円」「米ドル」「ユーロ」です。
FX業者では、トレーダーの資金を守る意味から、損失が一定以上に膨らまないように強制ロスカットを取り入れています。
このロスカット水準が20%である点も、3種類の口座タイプで共通しています。
20%は日本国内のFX業者と比較すれば低い水準であり、より多くの含み損が発生した場合に強制ロスカットが作動することになります。
また、ゼロカットシステムも全ての口座に適用されます。
ゼロカットシステムは、相場が短時間で激しく変動した際に、強制ロスカットが間に合わないことによる借金を0に戻すシステムです。
通常であれば強制ロスカットによってポジションは決済されますが、必ず完璧に作動するとは限りません。
為替相場に大きな影響を及ぼす事態が発生したようなケースなど、急激な形で価格が動く場合があります。強制ロスカットの作動が追いつかない場合は、証拠金が全て消え、さらに残高がマイナスになる可能性があります。
これはトレーダーにとって借金を意味しますが、ゼロカットシステムでは、負債の分は業者側が負担することによって、トレーダーの口座残高は0になります。
最悪の状況が発生したとしても、証拠金の範囲内で損失が確定するため、トレーダーの保護に役立ちます。3種類のどの口座タイプを使っても、ゼロカットシステムは有効に働きます。
商品銘柄や取引可能時間に関しても、3口座はほぼ共通しています。FXの通貨ペアは計57種類です。但しゼロ口座は、「ドル・元」の通貨ペアがないため、56種類です。CFDは42銘柄、貴金属は5種類です。
取引可能時間は、夏時間と冬時間で異なりますが、どの口座でもそれぞれにおいて共通時間帯で取引できます。
スプレッドは変動方式となるため、相場の売買状況によってスプレッドが変化する場合がある点も同じです。
3口座とも発注方式としてノーディーリングデスク方式を採用しており、ディーラーが介入しない透明性の高い取引方法となっています。なお、全ての口座タイプで複数口座を同時に保有することも可能です。
XM(XMTrading)の総括
XM最大の魅力は、国内にはない「豊富な入金ボーナス」「最大888倍のレバレッジ」「ロスカットシステムの採用」です。XMのメリットを最大限に受けられる口座はスタンダード口座です。
スタンダード口座は、初心者、中級者、上級者の幅広いユーザーが活用できるバランスの取れた口座仕様になっています。
口座選びで迷った場合は、スタンダード口座の開設をオススメします。