XMの取引を始める前に、知っておくべき重要なポイントがあります。それは、禁止事項です。
XMでは、トレーダーの皆さんが安心して取引を行えるようにルールが設けられています。知らずに違反してしまうと、アカウントの凍結や資金の没収、レバレッジの制限といった厳しいペナルティが待っています。
また最悪の場合、アカウントが凍結(口座凍結)され、二度とXMでトレードができなくなってしまうこともあります。
この記事では、XMの禁止事項について詳しく解説します。
2024年9月最新情報
XMの禁止事項・利用規約違反とは?
XMでは、次の禁止事項・利用規約違反は禁止されています。ルールを守って取引を行うようにしましょう。
- 複数口座での両建て(同一口座で無い両建て)
- 複数人での両建て・他FX業者の口座を使用した両建て
- 窓埋め・週の窓開けだけを狙ったトレード
- 経済指標や要人発言だけを狙ったトレード
- 裁定取引・アービトラージ
- AIを使った取引
- 遅延を狙った取引(サーバー・レートエラー)
- サーバーへの過剰な負荷
- 複数アカウントの作成
- ボーナスの不正利用・不正取得
- 第三者へのアカウント貸与
- 自己アフィリエイトによる取引
公式サイト:https://www.xmtrading.com
複数口座での両建て(同一口座で無い両建て)
XMでは、1つのアカウントで最大8つの口座を開設することができます。口座開設ボーナス以外にも、キャッシュバック目的やトレードスタイルに合わせて複数の口座を持っている方もいるかもしれません。
ただし、その複数の口座を使って両建て(同じ口座ペアで売りと買いのポジションを持つこと)を行うことはXMの規約で禁止されています。
例えばスタンダード口座でドル円の買いポジションを保有しつつ、マイクロ口座でドル円の売りポジションを保有することはできません。なぜ複数口座での両建てが禁止なのかというと、XMではゼロカットシステムが採用されているからです。
ゼロカットシステムでは、口座の残高がマイナスになった場合でも追証などによる追加資金が必要なく、自動的にゼロとして相殺してくれる仕組みのことです。
XMでは、予期しない出来事が起きた場合でも、トレーダーが損失を被らないように心掛けてサービスを提供しています。そのシステムを悪用するような行為は禁止されています。
また複数の口座でEAを稼働させている時にもEAが両建てを行ってしまうことがあります。人為的・自動売買によるものどちらも複数口座をまたいでの両建ては禁止されています。
特にEAを稼働させている方は、注意するようにして下さい。ただし、同じ口座内での同一通貨ペアの両建ては許可されています。
複数人での両建て・他FX業者の口座を使用した両建て
複数人やグループで共謀しての両建て、他のFX業者との口座併用による両建ても禁止されています。
他の業者ならバレないだろうと思っている方もいるかもしれませんが、XMの取引ツールであるMT4/MT5を使用している限りそれが業者には分かってしまいます。またLPなど仲介業者を介して不正行為を監視しています。
XMや他のFX業者に不利益をもたらす行為はやめましょう。違反した場合、ペナルティが科せられる可能性がありますので、注意が必要です。
週の窓開け・窓埋めだけを狙ったトレード
大抵の場合、週明けにはFXの相場は大きな隙間が空いたようなチャートの形になることが多くあります。これを「窓」と言います。
特に土日に政治的発言や何か大きな出来事があった場合など、その影響が週明けに顕著に現れます。また週が明けて窓を埋めに行くことを窓埋めと言いますが、毎回このタイミングを狙っての取引は禁止されています。
週明けの窓開け・窓埋めのみのトレードは禁止されていますので行わないように注意して下さい。
特に、初心者の方には窓開け・窓埋めの動きは予想しづらく、相場が不安定になりやすい時でもあります。こうした窓開け・窓埋めだけを狙った取引はリスクが高くなるため避けるようにしましょう。
経済指標や要人発言だけを狙ったトレード
経済指標が発表される時を狙って、ハイレバトレードを行う人もいます。これは大儲けのチャンスでもありますが、逆に大損となる可能性もあります。しかし、XMを利用しているトレーダーは大きな損失は防ぐことができます。
なぜならXMでは、ゼロカットシステムが採用されているからです。ゼロカットシステムにより、口座の損失が残高を超えてもトレーダー側は追加入金の必要がありません。
その代わり、その分の損失補填はXMが負担することになり、XM側にとって大きな負担となります。そのため経済指標や要人発言だけを狙ったトレードも禁止されています。
特に重要な経済指標の発表がある時は注意が必要です。数回ならば偶然と見逃してもらえるかもしれませんが、何度も続けているとXM側に目をつけられてしまいます。
裁定取引・アービトラージ
同じ価格の通貨ペアで、一時的に価格がズレるタイミングを狙って価格差で利益を出すという手法をアービトラージ・裁定取引といいます。
価格差が生じれば確実に利益を得ることができる手法です。そのためAIを使ったアービトラージをするトレーダーが増えています。しかし、こうした取引は禁止されています。XMでは、このような取引行為が発覚すると、口座凍結や利益の没収といったペナルティが科せられることがあります。
またこうしたアービトラージ・裁定取引はXM以外の多くの業者で禁止されています。ルールを守って利用するようにしましょう。
AIを使った取引
先にアービトラージは禁止されていると説明しましたが、AIを利用すれば一時的な価格のずれを容易に見つけることができます。ですが、AIを使っての取引も禁止されています。
もし多くのトレーダーがAIを使用したとしたら、サーバーダウンしてしまうかもしれません。
高速トレードや外部システムによる取引では、サーバーに予想外の負荷がかかってしまうため問題を引き起こしてしまう可能性があります。そのためこれらAIを使用した取引は禁止されています。
ただし、EA(自動売買)は使うことができます。その際も、複数口座をまたいでの両建てを行わないように注意するようにして下さい。
遅延を狙った取引(サーバー・レートエラー)
サーバーエラーが起きたのを不具合ではなく、絶好のチャンスと捉えてトレードする方もいます。しかし、接続・レート・サーバーエラーを利用しての取引も禁止されています。
時にはサーバーの不具合によりレートが不自然な動きとなることもあります。ちょっとしたタイミングを見逃さずに利益につなげる姿勢はトレーダーとして褒めるべきですが、あくまでルールの範囲内で能力を活かしてください。
サーバーへの過剰な負荷
XMのサーバーに過度な負担をかける行為も禁止事項の一つです。
例えば、頻繁に大規模な取引を行うことでサーバーのパフォーマンスを低下させる行為や、システムの不具合を悪用したトレードなどが該当します。これに違反すると、最終的には口座が凍結される可能性があるため、取引には慎重を期すことが重要です。
複数アカウントの作成
XMでは、1人の利用者が複数のアカウントを作成することは禁止されています。これは、ボーナスの不正利用や取引条件の不正操作を防ぐためです。
例えば、ボーナスを複数のアカウントで受け取ることは、他のトレーダーに対して不公平な優位性をもたらす可能性があるためです。ニセの個人情報を使用して重複申請するなどの行為は絶対にしてはいけません。
ボーナスの不正利用・不正取得
XMでは、ボーナスを利用した不正行為も禁止されています。
例えば、ボーナスを利用してリスクのない取引を行うことや、ボーナスを現金化するための不正な手法を用いることは許されていません。ボーナスは、トレーダーの取引をサポートするためのものであり、不正利用は他のトレーダーに対して不公平な状況を生み出します。
第三者へのアカウント貸与
自分のアカウントを第三者に貸与することも禁止されています。例えば、家族や友人にもアカウントを貸し出すことは許されていません。
これは、アカウントの不正利用や取引の透明性を確保するためです。これにより、アカウントの不正利用やセキュリティリスクが高まるため、XMはこのような行為を厳しく取り締まっています。
自己アフィリエイトによる取引
XM口座を既にお持ちの方、自己アフィリエイトで報酬を受け取ろうと考えていませんか。XMでは、あなたが所有している口座での自己アフィリエイトによる取引は禁止されています。
自身の紹介リンクから口座を開設し、トレードを行うとアフィリエイト報酬が得られるかもしれませんが、利用規約には「自身の口座や支配下にあると思われる口座を利用した取引についてはコミッションは考慮されない」との旨が記載されています。
取引コストを安くしようとして、自己アフィリエイトにより利益を得る行為は許可されていません。
公式サイト:https://www.xmtrading.com
XMで違反した場合のペナルティ
出金拒否
XMの利用規約に違反すると、厳しいペナルティが科せられることがあります。
その中でも特に重大な制裁の一つが出金拒否です。規約違反が明確になった場合、XMはトレーダーの全ての資金、つまり入金額と利益を含む全額の出金を拒否することがあります。
これは、特にアービトラージ取引や複数口座間での両建て取引のような不正行為を防止するための措置です。そのため、トレーダーは常に規約を遵守することが求められます。
口座の凍結
違反行為が発覚した場合、XMは該当するトレーダーの口座を凍結する権利を持っています。
口座が凍結されると、再びその口座を利用して取引することは一切できなくなります。この措置は通常、複数人による組織的な両建てや接続遅延を狙った取引などの重大な違反行為に対して行われます。
口座が永久に閉鎖されることもあり、取引の信頼性が著しく損なわれるため、注意が必要です。
利益の没収
XMの禁止事項を違反した結果として、その違反行為によって得られた利益は全て没収される可能性があります。
これは、特にボーナスやXMポイント(XMP)の不正取得・利用、アービトラージ取引など不正行為を行った場合に適用されます。トレーダーは、規約に反する手法で得た利益を保持することができず、全額を失うことになります。
そのため、適切な取引手法を選び、違反行為を避けることが重要です。
レバレッジ制限
違反が確認された場合、XMはトレーダーのアカウントの最大レバレッジを制限することがあります。
通常、XMでは最大1000倍のレバレッジが利用可能ですが、違反行為を行ったトレーダーに対してはこのレバレッジが大幅に下げられることがあります。これは経済指標発表前後のみを狙ったハイレバトレードなど、リスクの高い行為を防ぐための措置です。
レバレッジが制限されると、取引の効率性が低下し、トレーダーにとって不利な状況となるため、規約を守ることが求められます。
XMで禁止事項・利用規約違反を避けるための対策
ルールの熟読
XMで取引を行う際に最も重要なことは、まず利用規約をしっかりと読み込むことです。
利用規約には、禁止されている行為や、違反した場合のペナルティについて詳細が記されています。例えば、複数口座間による両建て取引や他社口座との両建て取引はXMの禁止事項の一部です。
これらの禁止事項をあらかじめ理解しておくことで、意図せず違反行為を行ってしまうリスクを減らすことができます。
専用ツールの使用
XMでは専用ツールやプラットフォームを使用することが推奨されています。これにより、取引の透明性と公正性が保たれます。自動売買(EA)を利用する際も、XMが提供するプラットフォームのルールに従って実施することが必要です。
また、ボーナスやXMポイント(XMP)の不正取得や利用は固く禁じられているため、これを見逃さないように専用ツールを活用することが求められます。
公式サイト:https://www.xmtrading.com
XMの禁止事項・利用規約の重要性
XMの禁止事項や利用規約は、トレーダーが安全かつ公平に取引を行うための重要なガイドラインです。
これらのルールは、取引の信頼性を確保し、XMのプラットフォームを適切に運営するために設けられています。規約違反が発覚した場合、利益の没収や口座の凍結など厳しいペナルティが科せられることがあります。
特に、XMでは複数口座間での両建てや他社口座との両建てが禁止されており、これらを理解せずに取引を行うことはリスクが伴います。したがって、トレーダーは利用規約を熟読し、遵守することが求められています。
公式サイト:https://www.xmtrading.com
XMの禁止事項・利用規約違反まとめ
XMでトレードを行う際には、さまざまなルールが存在するため事前に確認することが必要です。ルール違反を行うと、ペナルティの対象となってしまいます。これはXM側の負担を軽減するだけでなく、私達トレーダーが安定してサーバーを使用したり、安心してスムーズな取引が出来るようにするために作られています。
もし禁止行為をして利益を増やしてしまったとしたら、最悪利益没収されてしまうかもしれません。そうならないためにも、ルールを守って収益を増やしていく方が建設的です。
狙った取引はダメですが、偶然の一致や窓埋め取引をしてしまったからといって直ぐにXM側から重いペナルティが課せられることはありません。ただし、誤解を招かないように行動することも大切です。
なお、他の海外FX業者でトレードを行う場合、今回紹介したルールとは別のFX業者が作ったルールを守る必要があります。必ず利用規約・違反行為などは確認するようにしましょう。