XMから楽天銀行への出金方法を解説|口座凍結と出金拒否の対処法

楽天銀行はその信頼性と利便性から、多くのXMユーザーに利用されています。日本国内の銀行の中でも知名度が高く、モアタイムシステムの導入により、24時間365日リアルタイムで着金が可能です。これにより、トレーダーは時間を気にせず、迅速に資金を移動することができるという大きなメリットがあります。

また、出金手続きの手順が簡単で、海外FXブローカーとしては珍しく、多数の日本国内銀行への出金が可能であることも、人気の理由と言えるでしょう。

しかし、適切な手続きとリスク管理を行わなければ、思わぬトラブルを招く可能性もあります。特に、個人名義の口座においては、高額出金や取引内容によって口座が凍結されるリスクもあるため、注意が必要です。

本記事では、XMから楽天銀行への出金に関する基本的な概念や流れ、リスクを回避するためのポイントについて詳しく解説します。また代替となる銀行の紹介もしますので、自身のニーズに合った選択をしていきましょう。

目次

XMから楽天銀行への出金は可能か?

XMから楽天銀行への出金は可能

XM(エックスエム)から楽天銀行への出金は可能です。

XMは、トレーダーに対して複数の出金オプションを提供しており、楽天銀行もその一つとして利用することができます。ただし、楽天銀行を利用する際にはいくつかのルールや注意点があります。これらを理解しておくことが、安全でスムーズな出金プロセスのために重要です。

楽天銀行への出金手数料

出金手数料についてですが、XMから楽天銀行への出金には条件に応じて手数料が発生することがあります。

出金額が40万円以上の場合は手数料が無料となりますが、40万円未満の場合には2,500円の手数料がかかります。このため、大きい金額で出金するほうがコストを抑えられるためお得です。

また、楽天銀行を出金先に設定する際には、個人口座でなくビジネス口座を使用するのが無難です。個人口座を用いると、口座凍結のリスクがあるためです。

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楽天銀行は金融庁無登録の金融商品取引業者を認めていない

楽天銀行は金融庁に登録されていない、いわゆる無登録の金融商品取引業者を認めていません。楽天カード・楽天銀行・楽天証券など多々注意喚起がされています。

【海外送金】無登録の金融商品取引業者等への送金の取扱について

当行の海外送金サービスでは、無登録で金融商品取引業を行っているとして、金融庁(財務局)が警告書の発出を行った業者等への送金は取扱いできません。

無登録の金融商品取引業者等への送金と判断しました場合、資金を返却する、あるいは、没収する場合があります。

また、無登録の金融商品取引業者等への送金を目的にした、法人企業さま・個人さまからの海外送金の利用申込はお断りいたしております。あらかじめご了承ください。海外送金のお取引の際には十分ご注意ください。

引用:楽天銀行

楽天銀行からの海外送金案内になりますが、法人企業・個人利用を問わず海外送金に対して禁止の案内がされています。

こちらはおそらく海外送金(海外FX口座に入金)だけでなく、出金でも同じ扱いだと思いますので利用される方は注意してください。

金融庁に無登録でFX取引等を行う事業者との取引停止について

金融庁に金融商品取引法上の登録を受けていない事業者(以下 無登録業者)との金融商品取引(FX取引等)にかかるトラブルが発生しております。
弊社では、無登録業者との取引については、順次お断りさせていただきますのでご了承ください。

日本国内居住者に対して金融商品取引を行う場合、事業者は金融庁に対して金融商品取引法上の登録が必要です。

引用:楽天カード

【ご注意ください】無登録FX業者とのお取引について

お客さまへ大切なお知らせです。

最近、FX取引業者の中に、日本の法律で定められている登録を受けていない「無登録」の取引業者が、「登録済み」の正規業者にまぎれて不適切な勧誘を行っていることが確認されています。

無登録業者とのお取引には、大きなリスクが伴います。法律や規則に縛られないことから、適切な情報開示や資金管理がなされない場合があり、また、出金等に応じてもらえないなど、お客さまが投資された資金が危険にさらされる可能性があります。

当社は、金融商品取引法に基づく登録を受け、お客さまに適切な情報を提供し、お客さまの資金を保全することに努めております。上記のような状況を踏まえて、お客さまがFXのお取引をはじめようと考えたときには、まず正規業者かの確認をされることをおすすめいたします。

引用:楽天証券

楽天銀行の口座凍結のリスク

出金額が大きい場合のリスク

楽天銀行を出金先に選ぶ際、特に注意が必要なのが出金額の大きさです。

特に数百万円や1,000万円を超えるような高額を出金する場合、口座凍結のリスクが高まります。これは、海外FXからの大金が個人事業として見なされる可能性があるためです。

出金額が40万円以上の場合、手数料が無料になるという利点がありますが口座凍結のリスクを回避するためにも他の銀行の利用をおすすめします。

個人事業目的の利用と規約違反

XMから楽天銀行に出金する際には、ビジネス口座の利用が推奨されています。個人名義の口座を出金先にすると、口座凍結のリスクがあるためです。

楽天銀行口座取引規定(個人向け)
1.(楽天銀行口座取引)

(2)普通預金については、単独で利用することができます。定期預金の単独での利用はできません。なお、普通預金は一人一口座での取引とさせていただきます。また、楽天銀行口座は個人事業目的での利用はできません。個人事業目的での口座の利用をご希望の場合、個人ビジネス口座を開設のうえ利用してください。

引用:楽天銀行

これは、個人事業目的として利用されていると解釈される恐れがあるためで、楽天銀行の規約に反する可能性があります。このようなリスクを避けるため、ビジネス口座の開設や出金を行う際の事前確認が重要です。定期的に利用規約を確認し、違反しないよう心掛けることが、口座凍結を未然に防ぐポイントとなります。

ただし、前述「【海外送金】無登録の金融商品取引業者等への送金の取扱について」で確認したように楽天銀行はビジネス目的でも「無登録の金融商品取引業者等への送金を目的にした、法人企業さま・個人さまからの海外送金の利用申込はお断りいたしております。」とあるため個人ビジネス口座利用でも入金・出金には慎重な判断が求められます。

もし利用する場合は高額な出金は控える方が良いでしょう。また最悪の場合「無登録の金融商品取引業者等への送金と判断しました場合、資金を返却する、あるいは、没収する場合があります。」とあるように資金が没収される可能性があります。

また、実際にX(Twitter)上では、利益が没収されたという報告があがっています。楽天銀行を利用した入金・出金には十分に気を付けるようにしましょう。

XMから楽天銀行に出金する場合の基本ルール

  • 口座名義と銀行名義の一致
  • 入金方法と出金方法の一致
  • 証拠金維持率が150%以下

口座名義と銀行名義の一致

XMから楽天銀行に出金する際の基本ルールとして、出金先の銀行口座が本人名義でなければならない点が挙げられます。名義が一致していない場合、出金はできません。

入金方法と出金方法の一致

また、入金時に使用した方法と同じ方法で出金することが求められます。例えば、銀行振込で入金した場合には、出金も銀行振込で行わなければなりません。

証拠金維持率が150%以下

さらに、証拠金維持率が150%以下の場合は出金できないため、事前に確認しておくことが大切です。

XMから楽天銀行への出金手順

XMから楽天銀行への出金手続きは非常にシンプルで、4つのステップで完了します。

楽天銀行出金の手順

楽天銀行出金の手順
STEP
XMの会員ページ

まず、XMの会員ページにログインし、「出金画面」に進みます。

STEP
「Local Bank Transfer」を選択

次に、「Local Bank Transfer」を選択してください。その後、必要な出金情報を入力します。この段階では、個人情報と銀行情報が必要です。

STEP
出金申請を完了

最後に、利用規約に同意し、『リクエスト送信』ボタンを押して、出金申請を完了させます。これにより、出金手続きが開始されます。

通常、出金処理は1日から3日程度で完了し、資金が楽天銀行の口座に反映されますが、タイミングによっては即日で着金することもあります。

必要な銀行情報の入力方法

XMから楽天銀行に出金する際、正確な銀行情報の入力が重要です。必要な情報には、銀行名、銀行口座番号、SWIFTコード、支店コード、支店名があります。

項目内容
銀行名RAKUTEN BANK, LTD.
SWIFTコードRAKTJPJT
銀行口座番号自分の口座番号を入力
支店コード支店コードを確認の上入力
支店名支店名を確認の上入力

具体的には、銀行名として「RAKUTEN BANK, LTD.」、SWIFTコードとして「RAKTJPJT」を入力します。そして、自分の口座番号を入力し、支店コードと支店名も必ず確認の上、正確に入力してください。

これらの情報に誤りがあると、出金が遅れる可能性がありますので、特に注意が必要です。

出金日数と反映日数

出金申請から反映までの日数

XMから楽天銀行への出金にかかる日数は、多くの場合1日から3日程度です。具体的には、出金処理が行われた後、銀行のシステムに送金情報が反映されるまでの時間がこの範囲にあたります。さらに、タイミングによっては即日での着金も可能となっています。ただし、週末や祝日が重なる場合は通常の日数よりも遅れることがあります。

迅速に資金を受け取るためのポイント

出金をスムーズに進めるためには、いくつかのポイントに注意することが重要です。まず、XMでの出金申請の際には、事前に必要な銀行情報を正確に入力することが求められます。

特にSWIFTコードや支店コード、口座名義などの基本情報の入力ミスは、出金の遅延や拒否の原因となります。また、XMの規定によると、証拠金維持率が150%以下の場合は出金が制限されるため、十分な証拠金を維持することも大切です。

最後に、出金申請が完了したかどうかの確認のために、XMの会員ページで進捗状況をこまめにチェックしましょう。これらのポイントを押さえることで、より円滑かつ迅速な出金が可能になります。

手数料を無料にする裏技

40万円以上のまとめて出金

XMから楽天銀行へ出金を行う際、手数料を無料にするための一つの方法は、40万円以上の金額をまとめて出金することです。この方法を利用することで、通常2,500円の手数料が40万円未満の出金に対して発生するのを避けることができます。

ただし出金額が40万円以上の場合、手数料が無料になるという利点がありますが口座凍結のリスクを回避するためにも他の銀行の利用をおすすめします。

代替銀行の利用

楽天銀行以外の代替銀行として、住信SBIネット銀行とソニー銀行が挙げられます。これらの銀行は、オンラインバンキングにおける利便性が高く、XMからの出金手続きにおいてもスムーズな対応が期待できます。

特に住信SBIネット銀行は低コストでの振込が可能で、資金移動が簡単なことで知られています。また、ソニー銀行も幅広い金融サービスを提供しており、ネットバンキングの操作性やセキュリティの高さでも多くの利用者から支持されています。

これらの銀行を利用することで、出金の際の口座凍結リスクを低減し、より安心して取引を行うことができるでしょう。

楽天銀行で口座凍結を回避するための対策

高額出金しない

高額な出金を行う際は、口座凍結のリスクを十分に考慮する必要があります。特に、数百万円以上、または1,000万円を超えるような大金を一度に出金する場合、楽天銀行はそれを個人としての通常の取引を超えるとして事業目的と判断する可能性があります。

この結果、口座が凍結されることがあります。したがって、高額の出金を行う際は、事前に銀行と相談し、必要に応じてビジネス口座を開設することをお勧めします。また、複数回に分けて少額ずつ出金する方法も検討するとよいでしょう。

禁止行為の確認と遵守

XMからの出金手続きを行う際、その利用規約をしっかりと確認して遵守することが重要です。利用規約に違反すると、出金が拒否されるだけでなく、口座凍結のリスクも高まります。

例えば、個人名義の口座での大量の取引が事業目的と見なされるケースがあり、銀行やFX業者が厳しい措置を取ることがあります。XMの出金手続きでは、正しい出金手順を守り、規約に基づいて行動することが不可欠です。

XMから楽天銀行への出金トラブルの解決方法

また楽天銀行側ではなく、XMからの出金トラブルについても紹介します。

出金拒否の原因とその対処法

XMから楽天銀行への出金において、出金拒否が発生することがあります。

主な原因としては、登録名義と口座名義が異なる場合や、証拠金維持率が150%以下の場合が挙げられます。また、入金額と同じ方法で出金しなければならないルールを忘れている場合もあります。

これらの問題に対処するためには、まず口座名義を確認し、登録情報と一致しているかチェックすることが重要です。さらに、証拠金維持率を上回るために、ポジションを見直すことも検討してください。

口座情報の不備による問題の解決策

出金申請時に口座情報の不備が原因で問題が生じることもあります。楽天銀行への出金をスムーズに行うためには、銀行名や銀行口座番号、支店コード、支店名などの必要情報を正確に入力することが必要です。

出金できない場合は、再度銀行名は「RAKUTEN BANK, LTD.」、SWIFTコードは「RAKTJPJT」であることを再確認してください。不備を未然に防ぐためには、入力時に公式から提供されている情報を基に入力し、間違いがないかしっかりと再確認することが重要です。これにより、無駄な遅延を防ぐことができます。

XMから楽天銀行への出金まとめ

楽天銀行を利用したXMからの出金について、さまざまな要点を確認しました。楽天銀行への出金は可能であり、通常は1日から3日程度で反映されます。また、40万円以上の出金時には手数料が無料であるなどのメリットがあります。しかし、高額出金や個人事業目的での利用には注意が必要であり、これが口座凍結のリスクを引き起こすことがあります。そのため、高額出金時の注意点を把握し、利用規約を厳守することが重要です。

代替として、住信SBIネット銀行やソニー銀行の利用を検討することも賢明です。これらの対策を講じることで、口座凍結のリスクを減らし、安全な出金が可能となります。

XMは出金手数料や反映時間においても比較的透明で、正しい手順を踏むことで出金拒否のリスクも低く抑えられます。安心して資金管理を行うために、利用者はこれらの情報をしっかりと確認し、適切に対応することが求められます。

Mから楽天銀行への出金についてよくある質問

XMから楽天銀行への出金は可能ですか?

はい、XMから楽天銀行への出金は可能です。ただし、口座名義と銀行名義が一致している必要があります。

XMから楽天銀行に出金する際の手数料はいくらですか?

XMから楽天銀行への出金手数料は無料です。ただし、40万円以上の出金の場合、手数料が発生する場合があります。

XMから楽天銀行への出金申請から資金が反映されるまでの日数はどのくらいですか?

通常、出金申請から資金が反映されるまでには1〜5営業日程度かかります。ただし、状況によってはさらに時間がかかる場合もあります。

楽天銀行で口座凍結を回避するためにはどのような対策が必要ですか?

高額な出金を頻繁に行わないこと、および楽天銀行の規約で禁止されている行為を行わないことが重要です。

 XMから楽天銀行への出金がトラブルになった場合、どのように解決すればよいですか? 

まず、出金拒否の原因を確認し、口座情報の不備などがあれば修正します。それでも解決しない場合は、XMのカスタマーサポートに連絡し、問題解決のためのサポートを求めることをおすすめします。

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